エレベーター 点検の数、200件以上!
「家電に不自由した時代」というか「家電に不自由な家庭」で育っていたので、そんな自分を慰めるべく家電のカタログをよく見てました。
こんなんだから、友達からいらなくなったものを貰ってくるしかなかったんですね。
セガのゲーム機もそうですが、それ以外でも大きいステレオとかいろいろと貰っていました。
もう、ウチは今で言うYみたいなもんでしたね(笑)。
まず「ハイエンドモデル」とは、これ以上ないぐらいの最高品という意味。
逆は「ローエンドモデル」と言います。
家電を見るとき、この振り幅で商品を観察すると昔のカタログって、今よりもすごく上等だったんです。
ミニ写真集みたいな。
ステレオひとつとっても、その当時のアイドルを起用してるわけですよ。
Oの『L』ならMさんとか、Sの『R』ならRとか。
実際にその商品を買うと、ノベルティでMさんの下敷きが付いてくるんですが、自分では買えないから、そういうのを手に入れた友達に「ちょうだいよ」って言って貰ったりしてました。
今考えるとちょっとかわいそうな少年でしたね(笑)。
僕らの世代は、まだ粗悪品が普通に流通していた時代でもありました。
今で言う、ナショナルブランド(NB)のラジカセを買うとやっぱり高いですから、プライベートブランド(PB)的なモノを買うんですよ。
当時はダブルカセット式のラジカセというのが主流でしたから、お金のない高校生はみんな聞いたこともないようなブランドのラジカセに手を出したりして…。
でも、これがちゃんと録音できないんです。
左側のカセット部分は普通に回ってるのに、右側が妙に速いとか(笑)。
「だまされた!」っていうのが多かったですね。
笑えますけど。
昔はそういうモノが本当にたくさんあったんです。
テープレコーダーのボタンが飛んじゃうとか。
今だったら、一発でリコール騒ぎになりますけど、当時は「安いんだから仕方ない」というような風潮があって。
日本製と外国製の歴然たる差をその当時から身をもって知っていましたね。
でも、背に腹は代えられないから、当時は安い外国製を買わざるを得なかった。
テンポが遅いSやOを聴くしかなかったんです。
今はそういったモノもずいぶん品質が向上したので、そこまで大差はないかと思いますが、そのような家電混迷期を生きてきた我々世代からすると、「随分、安くて性能のいい家電が買える世の中になったなぁ」と感慨深いものがあります。
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